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進路多様校とは,よく言ったものだ

ネットの中で「進路多様校」という言葉を見た。
一瞬,具体的なイメージができず,それでも好意的な感覚の意味でとらえたのだが,よくよく読み進めると,その文章においては何とも苦し紛れで皮肉とも言える表現だった。

高校において,大学進学を主にしている(卒業生のほとんどが大学進学する)学校のことは,従来通り『進学校』と呼ぶのだろう。
それに対して,『進路多様校』を調べてみると,実業系高校や総合高校などの大学進学をメインにしていない高校を指す言葉である。要するに,大学進学,就職,専門学校,海外留学など,多様な進路への可能性を持つ学校…ということらしい。
高校の履修内容や進路の多様化などの時代的な変化から,進学校ではない高校の適切な呼び名が必要になってきたのだと思われる。

最近は,商業科とか,工業科などの名称は珍しい。公立高校でさえ,学校再編などにあわせて,「ビジネス」「自然科学」「生活文化」などの科名に変える。いわんや私学をや…である。

進学多様校……聞こえはいいが,何かを大切なことが隠され,ごまかされているような気がする。
http://benesse.jp/berd/center/open/report/ict_riyou/hon/hon1_10.html


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